21日の快晴の中、国立成育医療研究センターから世田谷のクラインガルデンまで、しょうがいや難病のお子さんや家族とユニバーサル・ウォークをしました。
成育センターにはたくさんの難病のお子さんが入院していますが、入院中はその病状にかかわらず、病棟から一歩も出ることができません。
こどもプロジェクトは世田谷区を拠点として活動している他団体と一緒に、成育センターに入院中の子どもたちに外に出てもらって少しでも自然体験をして欲しいと「ユニバーサル・キッズ・デイキャンプ」という団体を立ち上げ、この春から活動を開始しています。
今回もその一環で、国立成育医療研究センターを出発してお庭などを歩き、世田谷クラインガルデンで小さな畑を耕し、春に向けて苗木や種を植えるという中で、入院中のお子さんにも光と風を!とうったえていきたいという企画です。
朝10時半に国立成育医療研究センター入り口に集合し、まず私が代表して今回の趣旨文を院長宛にお手紙にしたため、事務方に手渡しで預けました。
成育センターには野外ステージもできそうな立派なお庭があり、お手入れも行き届いています。
半分は成育センターから徒歩10分のクラインガルデンで待っているので、成育のお庭をみんなで歩き、ドナルドマクドナルドハウスのお庭を通ってクラインガルデンに向かいました。
クラインガルデンの敷地内の山小屋風のロッジでは、子供向けと大人向けのカレーがグツグツと煮込まれていました。
ライスはそれぞれがタッパに入れて持ってきていたので、そこに熱々のカレーをたっぷりかけて食べました。
芋煮会なので、じゃがいも、さつまいも、サトイモなど野菜と、鶏肉のカレーです。
みんなで食べるとおいしくて、食欲倍増です。
クラインガルデンは世田谷区が区内の福祉団体に無料で提供している畑です。
ユニバーサル・キッズ・ディキャンプの構成団体アウトリーチが花畑にできるように借りていいるので、今回はそこに苗木やチューリップの球根を植えて、春の芽吹きをみんなで待ちます。
まずは畑の雑草抜きと枯れ葉をお掃除し、そこに花キャベツや菊の苗、チューリップの球根を植えました。
久しぶりに土に触った感覚で、なんだか癒されました。
畑がきれいに整って、管理人さんからも、
「革命が起きたみたいだ。」
と喜ばれました。
労働の後は、自己紹介とおやつタイムです。
子どもたちはシャボン玉で遊んだり、すっかり仲良しになりました。
次回は是非成育センターのお庭で何かやりたいね。
そして春にはみんなでお花が見たいね。
と希望を膨らませた一日でした。
この活動は、公益信託世田谷まちづくりファンドの助成を受けています