福島県外避難者支援のあり方についての会議

5月の初旬に福島県にて、「福島県外避難者支援のあり方を考えるための支援者連絡会議」が開催されました。

福島県から避難されている方の多い、山形、新潟、東京、埼玉から合計6団体が活動を発表。

福島県の職員の方や、日本子ども家庭総合研究所(東日本大震災中央こども支援センター)、その他オブザーバーの方々で30名くらいの会議でした。

震災後、福島を訪れたのは2回目ですが、やはり東京で支援している県外避難者の方たちとは違った、福島県内の方の考えや感覚に少し戸惑いました。

「3月、4月の時点で、新幹線や高速道路の通っている福島は、岩手や宮城の復興の人柱になることになった」

「東京の電気を福島で作っているのだから・・・」

など、心が痛みます。。

各地域でのいろいろな支援の取り組みを聞き、東京から参加したNPO法人こどもプロジェクトとキッズドアは、東京ならではの課題「学習面での遅れへの不安」「受験戦争」、また未就学児の孤立化などを話しました。

また、福島からの子どもたちを長期的にサポートする仕組みとして、国の土地に企業がハウスを建て、自治体も協力しながら民間(NPO)で運営するというドナルドマクドナルドハウスのオーストラリアのシステムを紹介し、避難者の経済的、精神的負担を軽くする必要性を話しました。

5.9 こどもプロジェクト資料

今回の会議では、大きな決定や方向性までは決まらなかったですが、いろいろな団体ネットワークを広げていくのにとても有意義な会となりました。

その後、被災されて県外に避難されている母子の支援のための総合施設を建てよう!と東京の団体でビジョンが一致し、少しずつ歩み始めました。

ご協力くださる方、情報をくださる方、ご連絡くださいね。

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