NPO論を担当している國學院大學が、先週から始まりました。
私は木曜日の3限です。
初めは法学部の3、4年生のみだったのですが、昨年から全学部の3、4年生が履修可能となり、一気に200名を超えてしまいました。
そして先般の東日本大震災。。
大学の授業スタートが2週間近く伸びたわけですが、なんと4月末の履修登録締め切り時点で、620名!!!
一体全体どうすりゃいいのか。
今までやっていた授業内容が、620名にふさわしいのか。
それよりも、彼らの目的は何なのか。
そこで、第1回目のオリエンテーションで
「次の4つの中からNPO論受講の理由を選んで拍手してください。」
と拍手してもらったら下記のような結果でした。
①NPOを作りたいから 2割弱
②震災でボランティアに興味を持って 3割
③単位が取りやすいと思ったから 5割
④その他 ほんのちょっと
で、ボランティアが単位になるとは限りません。
と伝えました。
今年はこの人数でできるかはわからないが、学生には体験したり感じて欲しい。。と思っていることを伝えたところ、授業が終わってから一人の学生から、
「体験談もいいけれど、障害児とかふつうなかなかわからないんです。僕はこどもたちのことがわかるけど。。まわりはどうすればいいのか・・。一般の人でもわかるように、このような意識になりなさい、とはっきり言ってください。」
といわれました。
私のNPOは難病児や障害児、その家族の支援から、このところ避難所の子どもたちの学習支援とシフトしてきて、でもその根本に流れるものは、
「すべてのこどもが幸せになって欲しい。」
という気持ちです。
そして、それをはっきり伝えるためには、
「こどもはみんな平等で完全である。差別の意識をもってはいけない。」
と学生にいうことだと改めて思いました。