新宿区百人町アパート集会室にて、20、21日の二日間にわたりこどもの遊びと学習サポートをする、
多世代交流スペースが開催されました。
都内の7校の大学生がボランティア参加し、小さいこどもたちの遊び相手をしました。
百人町アパートは一般の方と一緒の住宅なので、このイベント参加は福島などからの避難の方とは限らず、
小さいこどもを持つママにとって周辺に遊ぶところの少ない百人町アパートでは、
ひろば事業は交流の居場所として需要が高いと感じました。
福島から県外避難者支援担当の方がいらしていて、福島の避難されている方のヒアリングについて、
いろいろお聞きすることができました。
「3月11日以前のように戻してくれたら帰ります。」
と県外避難者の方からは言われるそうです。
東京には約9,000人の方が避難しているのですが、そのうち7500人が福島の方だそうです。
NPO法人こどもプロジェクトは、東京都の大型避難所であった旧赤坂プリンスホテルで、
学習支援サポートをしていたことから福島母子支援活動を継続していますが、
ほとんどが福島原発より30km圏外の自主避難のご家族です。
昨年末に東京都が避難者の都営住宅入居の締め切りをしたとのことですので、
今後は支援内容の充実が望まれるのですが、いろいろ複雑な思いを抱えていらっしゃる自主避難ママは、
なかなか公的な「ひろば」には参加しづらいことは想像がつきます。
新宿に避難されている子どもたちの学習サポートの声も高まっている中で、
百人町周辺での場所の確保がまず大きな課題となっています。
当社もこれまでは現地での活動を行っておりましたが、9000人も東京に居らっしゃるという事をお聞きし、何かさせて頂ける事を新宿区内の企業と連携して検討しています。お邪魔にならないようにさせて頂きますので、皆様からのご要望を少しでもお聞きする為に、今後もお伺いさせて頂ければと思います。