福島からの母子支援 シンポジウム 報告

3月9日、第8回福島からの母子支援ネットワークシンポジウム
「語ろう!聞こう!福島からの母子 5年目に必要な支援とは」
が飯田橋の東京しごとセンターにて開催されました。

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2011年の東日本大震災の年の12月に開催した会では、
100名以上の方がご参加くださり、どのように福島から避難されてきたのか
その現状を当事者の方からリアルにお聞きしました。
それから4年たち、今回のシンポジウムでは当事者、支援団体、メディアなど関係者
とスタッフで約40名というこじんまりとした会でした。

東京に避難されている方、また山形や新潟などからも支援団体の代表にご参加いただき、
それぞれが活動PRや報告、そのあとは6~7名ずつ4グループに分かれてディスカッション、
またシャッフルして「課題と5年目の支援について」というテーマで
話し合いました。

福島から避難されている参加者は、母子避難、ご実家への避難、ご家族での避難など
様々な環境でしたが、「避難するときに経済的な苦境に陥ることが予想できたので
避難先を東京にしたのだが、保育の待機児童がこんなに多いとは知らなかった」
と、子どもを育てながら働き自立しなければならない母子家庭の厳しさを語られたり、
当事者たちのサロンなどへの支援、助成金がなくなっていくことなど、
社会的な風化(メディアの影響は大きいですが)の傾向について、
避難されている方に無償となっている都営などみなし仮設住宅の期限が
来年3月までとなっていて無償住宅がないと福島に帰らなければならなくなる
毎年延長を願い出る署名活動をしている、などさまざまな課題があげれらました。

放射能に対する考え方、また自主避難について、課題、それぞれ個別化しているため、
支援も難しくなってきている現状が浮き彫りになりました。

アメリカのラジオ番組の取材が入って、
「なぜ日本では避難者が匿名などこそこそしなければいけないのか。理解できない。
日本の法律はどうなっているのか。」
という質問も寄せられていました。
避難者としての支援活動をする中でメディアからウソを書かれたり、
様々なところから攻撃を受けて声を出しにくくなっている現状も語られました。

参加されていた弁護士からは、「原発事故・子ども被災者支援法は民主党の色が強いため、
新しい長期的な法律を作らなければならない」
という発言もありました。

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今回は何か提言のようなまとめができないか、コーディネーターの武蔵大学武田信子先生と
事前に考えていたのですが、課題が個別化、選択も複雑化しているため、
ワールドカフェのようなディスカッションでそれぞれの思いを語り、
目標を探るという形で行われました。
参加された方の中から「参加してよかった」と言っていただきました。

また人数は少なかったですが、3.11で被災地の復興状況ばかりがメディアで取り上げられている中で、
いまだに10万人以上おられる避難者、また東京の母子避難者たちに注目し、
取材してくださった国内外のメディアがいてくださって救われた気がしました。

震災5年目を迎え、NPO法人こどもプロジェクトでは、東京都に避難されている母子支援を
継続するとともに、長野県上田市での子どもたちの教育と食のサポート体制を
築いていきたいと考えています。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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